神経科学N. Engl. J. Med. 1998
体を守るための反応が、切れないまま続くと体を削る
ストレス反応そのものは体を守る仕組みだ。害になるのは、その反応が切れずに続くこと、そして必要なときに立ち上がらないこと。
キーワード
回復の時間であり、別の処理が走る時間でもある。ストレスは少なすぎても多すぎても成績を落とすし、興奮を強めるだけの回路は釣り合いが取れなければ壊れる。休むことは、性能を諦めることではない。
ストレス反応そのものは体を守る仕組みだ。害になるのは、その反応が切れずに続くこと、そして必要なときに立ち上がらないこと。
6時間睡眠を2週間続けた人の成績は、2晩徹夜した人と同じところまで落ちた。それでも本人の眠気の自己申告は、ほとんど上がらなかった。
課題に集中すると活動が下がり、ぼんやりすると上がる領域がある。脳に「オフ」は無い。
学習でシナプスを強めるだけだと暴走する。脳は全体の活動量を一定に戻す仕組みで、安定を保っている。
ストレスと脳の働きは逆U字。適度な負荷は力を引き出すが、慢性的・過剰なストレスは脳を削る。