神経科学Nature 2005動画準備中
脳は、世界に自前の方眼紙を敷いていた
脳の中には、床全体を等間隔の三角格子で覆う細胞がある。場所を覚えるのではなく、空間の座標系そのものを自分で引いている。
キーワード
8 本
脳の中には、床全体を等間隔の三角格子で覆う細胞がある。場所を覚えるのではなく、空間の座標系そのものを自分で引いている。
使った脳の部位は、大人になっても物理的に育つ。ただし、別の部位と引き換えに。
睡眠は記憶を保存する時間ではない。何を残すかを選別し、作り直す時間である。
起きているとき一緒に発火した細胞は、そのあとの睡眠中にも同じ組で再生される。脳は昼の経験を夜に反芻している。
ある記憶を担う細胞の集まりを特定し、そこを光で刺激するだけで、その記憶を呼び起こせた。記憶には物理的な実体がある。
有酸素運動を1年続けた高齢者は、加齢で縮むはずの海馬が逆に大きくなった。運動は記憶への直接の介入だ。
海馬を取り除くと、新しい記憶が一切作れなくなる。だが昔の記憶と技能の習得は残る。記憶は一枚岩ではない。
海馬には、特定の場所にいるときだけ発火する細胞がある。脳は、世界の地図を細胞で持っている。