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正常な人が精神病院に入ったら、出てこられなくなった
いったんレッテルが貼られると、その後のすべての行動が、レッテルを裏づける証拠として読まれる。
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いったんレッテルが貼られると、その後のすべての行動が、レッテルを裏づける証拠として読まれる。
権威に命じられると、ふつうの人が、良心に反する行為をやり遂げてしまう。問題は性格でなく状況にある。
答えは目で見れば明らかなのに、周りが全員違う答えを言うと、人は多数に合わせて間違える。
意味も理由もなく、ただ何度も接しただけで、人はそれへの好感を強める。馴染みが、好みを作る。
小さな選択と責任を与えられただけで、老人ホームの入居者は元気になった。統制感そのものが健康を左右する。
自分の属する集団への負のレッテルを意識させられると、その不安が容量を食い、本来の実力が出せなくなる。
人の行動を、状況の力を軽んじて、性格のせいにしすぎる。この偏りを、著者は「根本的な帰属の誤り」と名づけた。
緊急事態にいる人が多いほど、助けが遅れる。「誰かがやるだろう」で責任が分散する。
社会的に排除されたとき、脳は身体の痛みと同じ領域を活動させる。「心が痛い」は比喩ではない。
承諾を引き出す原理は、返報性・一貫性・社会的証明・好意・権威・希少性の6つに整理できる。営業も詐欺も同じ道具を使う。
自分が動くときと、他人が同じ動きをするのを見るときに、同じ脳細胞が発火する。理解は模倣に根ざす。
「何もしなければどうなるか」の初期設定が、人の選択をほぼ決める。放置される選択肢が、実質の答えになる。
他人の考えや意図を推し量るとき、決まった脳の領域が働く。心を読むのは、専用のしくみを使う能力だ。